液タブは、様々なメーカーから商品が販売されており、初めて購入を検討されている方は、何を基準に選べばいいのか迷っているかと思います。
そんな方に、このメーカーならばハズレは無いと思う有名メーカーを紹介していきます。
今回は、初めて購入する方へ向けたものなので、本体サイズとしては、個人的におすすめする16インチのものを集めました。
おすすめメーカー 一覧表
Wacom Cintiq16 (DTK1660K0D) | HUION Kamvas 16(2021) | XP-Pen Artist 15.6 pro | GAOMON 15.6インチ PD1561 | |
本体サイズ | 15.6インチ | 15.6インチ | 15.6 | 15.6インチ |
解像度 | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) | FHD (1920×1080) |
色域 | NTSCカバー率72% sRGBカバー率96% | 120%sRGB | 88%NTSC(120%sRGB) | 72%NTSC |
応答速度 | 25ms | 25ms | 25ms | 25ms |
スタイラスペン | 電磁誘導方式 | バッテリー不要の電磁共振 | バッテリーレススタイラスペン | バッテリーフリーのEMR |
筆圧レベル | 8192 | 8192 | 8192 | 8192 |
接続方法 | 3 in1ケーブル | Type C to C or 3 in 1ケーブル | 3 in1ケーブル | 3 in1ケーブル |
対応PC | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows/Mac |
各項目について
本体サイズ
選定基準としては、メインになる本体サイズですが、サイズが大きいほど高価になっていく傾向があります。画面サイズの大きいものは、作業容量が広く取れますが、設置スペースなどの確保も考慮する必要があります。
画面サイズの小さいものは、価格が抑えられ、省スペース化もはかれます
作業環境や、どんな作品を制作したいかを念頭に、選定するのがいいでしょう。
色域
色域とは、ざっくり説明すると表現できる色の範囲の事を指します。sRGBやNTSCとは、規格のことで、それぞれ表現できる色の幅を定めており、基準の○%の色が表現できますと言うのが、上記に記された数値になります。sRGBよりNTSCの方が基準となる表現幅が広くなっています。
EIZOさんのホームページより引用させていただきました下記の表は、各規格の表現できる色域が記されています。こちらを参考にして液タブの色域を選びましょう。
引用:https://www.eizo.co.jp/eizolibrary/other/itmedia02_01/
応答速度
応答速度とは、実際のペンとの動きとカーソルの動きの遅延を表す数値です。この数値が大きくなればなるほど、画面上での遅延や、違和感が大きくなります。ペンの動きとカーソルの動きに遅延が生じては、作業時にストレスとなる可能性があるので、25ms以下のものを選べば快適に作業できると思います。
スタイラスペン
スタイラスペンは、液タブに付属されているペンの総称で、大きくバッテリーレスのものと、充電式のもので分けられます。別売りで形状や太さの違うものも売られているので、好みに合わせて選べばOKです。
その時注意が必要なのが、対応機種の確認です。対応していない機種のスタイラスペンを購入してしまっては、もったいないので、しっかり確認して購入しましょう。
電磁誘導方式などの方式については、あまり気にせず選んでも大丈夫です。
筆圧レベル
筆圧レベルとは、使用者がペンに加える力加減によって、描かれる線の太さや濃淡が変化し、数値が高ければ高いほど、繊細にペンのタッチを表現する事ができます。
8192レベル以上であれば、ペンのタッチは十分に表現できるので、そちらを基準にすると良いです。
接続方法
3in1ケーブルは、例えば、HDMI,TypeA USB,電源ケーブルのように1本のケーブルから3本に分かれたケーブルを使用する接続方式です。
TypeC to Cは一本のTypeCケーブルでPCと接続する方式です。この方式の場合は、電源ケーブルを別に接続することになります。
ご使用中のPCの接続端子の有無などを確認して、接続方法を選定していきましょう。
おすすめのメーカー
Wacom Cintiq 16 (DTK1660K0D) 49,800円
液タブの老舗メーカーとして有名なWacom。確かなノウハウと実績を兼ね備えた大手液タブメーカーです。プロ・アマに関わらず多くの方が使用しているので、わからない事があればすぐに情報を集められるのも大きな魅力です。
値段が高い事が少しネックですが、安定した品質を求められるのであればWacomで間違いないでしょう。
HUION Kamvas 16(2021) 44,999円
中国に本社を置く、タブレットメーカーです。手にしやすい価格なことも大きな魅力。
私もKamvasシリーズの24インチサイズを使用していますが、動作も安定しており、描き心地も申し分ありません。
接続方法もTypeC一本で接続が完了するので、初心者の方でも気軽に設置しやすいかと思います。
XP-Pen Artist 15.6 pro 46,980円
初心者からプロまで人気の高いメーカーXP-Penからリリースされている液タブです。
顔面も綺麗で、付属品なども充実しており、コストパフォーマンスに優れており、手軽に作業環境を構築したい方におすすめです。
GAOMON 15.6インチ PD1561 27,749円
価格が最も安くコスパを重視する方には、こちらのGAOMONが一押しです。性能も他メーカーと比較しても遜色なく、お試しにとにかく安く環境を整えたいという方には、うってつけの商品です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
液晶タブレットは、比較的高価な買い物になりがちなので、しっかり比較検討して購入していただければと思います。
また、画面のサイズは個人的に初心者の方でも12インチ以上のものをおすすめしているので、上記の商品を紹介しましたが、サイズを小さくすることで、さらに価格を落とすことも可能です。
作業環境や、イラスト内容なども考慮してサイズを検討していただければです。
これから購入を検討されている方にとって、参考にしていただければ幸いです。